生きているうちに、善き人たれ。
’’あたかも一万年も生きるかのように行動するな。
不可避のものが君の上にかかっている。
生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。’’
ーマルクス・アウレーリウスー
こんにちは☺︎
しののめさんです♩
今日は筆者しののめが心に残った本を紹介していきたいと思います◎
記念すべき第一冊目は、、
『マルクス・アウレーリウス 自省録』 です!
名作ですね。
自省録といえば、昨年放送されたTVドラマ『ミステリと言う勿れ』でも取り上げられていましたが、ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウスのいわば日記のようなもの。
この書物のいいところは、ズバリ!
物語性がないからどこからでも読めるというところ!笑
その日の気分でパッと開いたところから読み始められるので、
長い文章を読むのが苦手、、という人にもオススメできる一冊です◎
そして何よりこの本の見どころは、内容の深さ。
思わずドキッとしてしまうような名言が盛りだくさんなのです。
今日はその中でも、特に筆者が心に響いた言葉を厳選して二つ紹介していきます。
’’思い起こせ、君はどれほど前からこれらのことを延期しているか、またいくたび神々から機会を与えて頂いておきながらこれを利用しなかったか。(略)
そして君には一定の時の制限が加えられており、その時を用いて心に光明を取り入れないなら、時は過ぎ去り、君も過ぎ去り、機会は二度と再び君のものとならないであろうことを。’’
’’何かする時イヤイヤながらするな、利己的な気持ちからするな、無思慮にするな、心に逆らってするな。君の考えを美辞麗句で飾り立てるな。余計な言葉や行いをつつしめ。(略)人にまっすぐ立たせられるのではなく、自ら真っ直ぐ立っているのでなくてはならない。’’
結論から言うと、、
人生なんて儚くて短いものなのだから、命ある限りしっかりやりなさい!
と言うことですね。
とても簡単にまとめてしまいましたが、実際筆者は人生のいろいろなことに疲れてしまったときにこの自省録に出会い、読んでいくうちに複雑だった問題の答えがどんどんシンプルになっていく感覚になりました。
二千年ちかく昔の偉人の日記が、今もこうして読み継がれているというのはなかなかロマンを感じます。
自省録を読んでいると、かの偉大なローマ皇帝でも現代の私たちと同じような苦悩を抱えていたんだなということが伝わってきます。
それでも自分を奮い立たせて、前に進むことをやめなかったマルクス・アウレーリウスはやはり偉大!
ということで、
自省録はこれからも人々の人生の指南書として読み継がれていくのだなと思います。
気になったら皆様もぜひ読んでみてください♩
それではまた☺︎
参考:
株式会社岩波文庫,2019年8月6日